NBA2K10でのポストプレーとは、主にボールハンドラーがペイントエリアとその周辺で腕や体を使ってディフェンスとポジションやスペースを争いながらゴールを狙う一連のプレーのことを指します。ポストプレーはどんな選手でも行うことができますが、良いポストプレーヤーはたいていビックマンで、且つ、身体的な強さと最後にディフェンスをかわす上手さを持っています。
ポストプレー時にはオフェンス側のプレイヤーがペイント(色のついた制限区域)内に3秒以上とどまった場合の反則、“3秒イン・ザ・キー”ルールとポストアップしたプレイヤーが5秒以上バスケットに背を向けた状態でドリブルを行う反則、“5秒バック・トゥ・バスケット”ルールに注意して下さい。
ポストアップと言うと、一般にはペイント付近でバスケットやディフェンスに対して背中を向けながら、体と腕を使ってポジションやスペースを確保してパスを受ける動きのことを言うことが多いようですが、ここで言う“ポストアップ”は各種ポストムーブを行うための準備動作のことです。そう言うゲーム内の用語だと思って下さい。
項目 | 操作方法 |
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ポストアップ | ポストディフェンダーの近くでボールを受けると自動でポストアップ状態となります。 |
ポストアップは、今作からポスト付近でディフェンダーと接触することで自動で行われるようになりました。これにより、ボールハンドラーはディフェンスに背中で接触して一連のポストプレーを行える“ポストアップ状態”になります。
ポストアップ状態に入るには、通常は現実の「ポストアップ」そのままに、ビックマンがペイント付近で手を上げてポジション取りをしているところにパスを入れるのが一番良い方法です。こうすればパスを受けて、そのままドリブル前の状態でポストアップ状態になり、フェイクを交えたポストムーブ(ポストオフェンス)が行えるようになります。
尚、ポストアップ状態で左スティックをディフェンダー側に入れると、体格差、強靭さの差によっては、相手を押し込むパワードリブルを行えることがあります。今作ではミスマッチの時などにパワードリブルでオフェンスファールを採られる状況も発生しますので注意が必要です。
ポストオフェンスはポストプレー中に出すことのできる特殊モーションです。ドリブル前後、LT、RTのオン/オフの組み合わせによって出るモーションが違うので複雑な操作になりますが、状況に合わせて瞬時に出すことができれば、強力なポストオフェンスが展開できるでしょう。
また、ポストオフェンスのモーションも選手のタイプによって出るものと出ないものがあったり、モーションが変化するものがあります。例えばシャックはバスケットから離れた位置からでもジャンプショットではなくジャンプフックモーションでシュートをする、といった具合です。
項目 | 操作方法 |
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ジャンプ フック | バスケット付近で右スティックをプレイヤーの左/右に入れる。 |
ジャンプフェイドショット | バスケットからやや離れたポジションで右スティックをプレイヤーの左/右に入れる。 |
フェイスアップ | ボールを両手で持っている状態で左スティックをディフェンスと逆側に入れる。 |
フェイスアップ ジャンプショット | フェイスアップ後に右スティック(またはXボタン)でシュートする。 |
シミー (ショルダーフェイク) |
ボールを両手で持っている状態で右スティックを左/右に一瞬入れる。 |
ポンプフェイク 左/右 | ピポッドの軸足が決まる前に、ボールを両手で持っている状態でLTを押しながら右スティックを左/右に入れる(あるいはXボタンをタップする)。 |
ポンプフェイク ピポッドサイド | ピポッドの軸足が決まった後、ボールを両手で持っている状態でLTを押しながら右スティックをピポッドの軸足側に倒す(あるいはXボタンをタップする)。 |
アップ&アンダー | ポンプフェイク後にLTを離し、最終的にシュートしたい側へ右スティックを入れる(あるいはXボタンを押す)。 |
ドロップステップ | ドリブル中か、あるいはドリブル可能な状態でボールを保持した状態で、左スティックをベースライン側に入れながらRTを押す。 |
ステップスルー | ドリブル中か、あるいはドリブル可能な状態でボールを保持した状態で、左スティックをペイント側に入れながらRTを押す。 |
スピン | ドリブル中か、あるいはドリブル可能な状態でボールを保持した状態で、左スティックをプレイヤーの左/右に入れながらLTを押す。 |
ポンプフェイク ホップステップスピン |
ドリブル可能な状態でボールを保持した状態で、ポンプフェイクを実施中にYボタンを押す。 |
バスケット付近で右スティックをプレイヤーの左/右に入れることで、ゴール方向に向けて体をひねりながらフックショットを撃ちます。ブロックをかわし易いショットで、近距離シュートが得意な長身選手の大きな武器になります。
バスケットからやや離れた位置で右スティックをプレイヤーの左/右に入れることで、片足を軸にその方向に向けて回転してゴールに向き直り、後ろに体を傾けながらシュートする、フェイダショットを撃ちます。長身選手がこれを使うとほとんどブロックすることは無理ですし、SFやSGが使ってもかなり有効なシュートです。
左スティックをディフェンスと逆方向に入れることで、ターンを行ってバスケットに正対するフェイスアップを行います。フェイスアップ動作中にシュート入力を行うとジャンプショットを撃つことができますので、モーションを見せることでディフェンダーにプレッシャーを掛けることができます。
フェイスアップ中にXボタンを押すが、 あるいは右スティックをいずれかの方向に入れることで、フェイスアップ動作に続けてジャンプシュートを撃つことができます。これはフェイスアップモーションが他の動作に移行する起点になることを利用した、虚を突くプレーの一種ですが、フェイスアップ動作によってディフェンスとの間にスペースができるので、ある程度のシュート成功率が期待できます。
ボールを両手で保持した状態で、右スティックを素早く左/右に入れることで、肩でフェイクを行うことができます。これはドライブやショットの方向を悟らせない、あるいは逆を突いてスペースを得るための予備動作です。
ボールを両手で持っている状態でLTを押しながら右スティックを左/右に入れる(あるいはXボタンをタップする)ことでポンプフェイクを行うことができます。ポンプフェイクは一度前を向く動きをしますので、パッケージショットのフェイントとして使えます。また、アップ&アンダー等の派生モーションに移行できるので、使い分けることでディフェンスに的を絞らせない効果が期待できます。ポンプフェイクはピポッドの軸足が決まらない状態(ボールを保持した後、足を動かしていない)であれば左右どちらにでも行うことができますが、軸足が決まった後は、軸足方向にしか行えません。
ポンプフェイク後にLTを離し、最終的にシュートしたい側へ右スティックを入れる(あるいはXボタンを押すことで、アップ&アンダーを行います。アップ&アンダーはポストアップから一旦ボールを持ち上げるフェイクを入れてから、その一連の動きでシュートに行くプレーです。アップアンドアンダーのコントロールは方向スティックの組み合わせによって様々な動きをします。また、ゴール近くではRTを押しておくことでダンクに行くこともあるかも知れません。
ドリブル中か、あるいはドリブル可能な状態でボールを保持した状態で、左スティックをベースライン側に入れながらRTを押すと、ディフェンスに背を預けている状態から、片足をゴール側に引いてディフェンスを背負うように体を入れる動作を行います。そのままシュートを狙うパターンがほとんどですが、バスケット付近まで押し込んだ状態で行えば、かなり有効なプレーです。今作からはディフェンスが追従して、前を塞ぐパターンも増えましたので、必ずしもゴールしたに入れるとは限りません。
ドリブル中か、あるいはドリブル可能な状態でボールを保持した状態で、左スティックをペイント側に入れながらRTを押すことで、ディフェンダーをかわすために身体をスライドさせるようにステップを行い、ディフェンスとゴールの間にスペースを作ることを試みます。このプレーもそのままシュートに行くパターンが多いと思われますが、ディフェンスのプレッシャーを外しきれずにシュートが落ちることも多い気がします。
ドリブル中か、あるいはドリブル可能な状態でボールを保持した状態で、左スティックをプレイヤーの左/右に入れながらLTを押すことで、相手ディフェンダーを背中で押しながら、押している側の足を軸にしてスピンムーブでディフェンスを抜き去ることを試みます。抜ければ当然絶好のシュートチャンスとなりますが、相手ディフェンダーに反応されるためか、抜けないことも多く、その場合はたいていドロップステップモーションが出ます。この動きはディフェンダーにスティールを受ける失敗パターンも多く起こりますので注意が必要です。
ドリブル可能な状態でボールを保持した状態で、ポンプフェイクを実施中にYボタンを押すことで、ポンプフェイクからの一連の動作でスピンしながらドリブルを撞いて相手をかわす、ホップステップスピンを行いなます。上手く決まればディフェンダーと体位を入れ替えられるのでイージーなシュートチャンスを得られます。