前作NBA2K9ではNBA2K8で猛威を振るったリードパスが、アイコン方向パスに弱体化しバランス調整が図られましたが、それでもタッチダウンパスのようなベースライン付近からの高速且つ精確なロングパスや、どんな選手でもパスがほとんど逸れないなど、非現実的なパスがゲームバランスを崩していましたが、NBA2K10ではこのパスの部分が大きく改善されました。
今作ではシュートモーションからのパスや、体勢を崩した状態でのパス、ロングパスや速攻時のパスなどでパス能力の低い選手ほどパスの精度が落ち易くなっています。パスも大きく逸れる時とそれほどでもない時とがあり、必ずしも敵に渡るわけではありませんが、プレーの流れが止まるなどして状況が変化するといったことが起こり易くなっています。このパスシステム変更と、スタミナシステムの変更により、前作でチートプレーと認識されていた極端な速攻戦略が抑制されているようです。
項目 | 操作方法 |
---|---|
通常パス | Aボタンを押す(左スティックの方向でターゲットを変更)。 |
アイコンパス | RBの後、パスアイコンに対応するボタンを押す。 |
アイコン方向パス | アイコンパスの時に左スティックで受け側選手を押した方向に誘導する。 |
フラッシーパス | RT+A(左スティックの方向でターゲットを変更)。 |
タッチパス | パスを受ける前にA+左スティックで次のパス先を定める。 |
レイアップパス/ ジャンプショットパス |
レイアップ/ジャンプショット中にAボタンを押す(左スティックの方向でターゲットを変更)。 |
ギブ&ゴー | RT+LT+Aでパスを出した後、タイミングよくAでリターンパスを出す。 |
アリウープパス | LT+A |
オフグラス アリウープ | チームプレーヤーを後に引き連れて走りながらLT+A |
左スティックとAボタンで行うパスは最も簡単なパス操作です。パスする先が判るように左スティック操作に対応して受け手となる選手の足元に薄い白のサークルが表示されます。
慣れてくるとアイコンパスが主流になり、通常パスはあまり使わなくなって来ると思います。
アイコンパスはRBボタン+ポジションに対応するアイコンボタンで行うパスシステムで、どの選手に対してもダイレクトにパスを行える利点があります。また、アイコン表示時にLBを押すことでゴールに一番近い選手にパスをすることができます。(前作ではRTでしたがLBに変更になりました)
アイコンパスをキャンセルするにはもう一度RBを押せばOKです。また、一定時間が経つとアイコンは自動的に消えます。
ボタンの対応は次のようになっています。
アイコンパスの欠点は操作が2段階なのでAボタンパスに比べて時間が掛かる、選手のポジションがいつもと違うときに間違い易い、RBが上手く押せてないと違う操作になってしまう、といったものがありますが、慣れれば早々間違えませんのでキチンと覚えてバンバン使いこなした方が戦術が広がります。
アイコン方向パスは、アイコンパスに左スティックを組み合わせることによって行うパスです。アイコン方向パスは受け取るチームメートをその方向に一定距離を導くことができます。あなたがプレーヤーに動いて欲しい向きに左スティックを倒しながら、プレーヤーアイコンに対応するパスボタンを押して下さい。これによって、あなたのチームメートは、パスを受け取るためにその方向に僅かに移動しながらパスを受けようとします。アイコン方向パスを利用して、より多くのオープンショットの機会を得て下さい。
今作からはアイコン方向パスはパスカットされたり、パスが逸れたりする状況が増えているように感じられます。
左スティックで方向を指示し、RTを押しながらAボタンを押すことでフラッシーパス(派手なパス)を行うことができます。上手く使うとビハインドザバックパスやノールックパスなどの派手な技も出せることがあります。総じてパススピードが速いようなので、一見通らなそうなパスを無理やり通すのにチャレンジしてみてもいいかも知れません。ただし、これも選手のパス能力によって、精確性に大きな違いが出るようです。
タッチパスを行うとパスを受け取るプレーヤーは、パスを受け取った瞬間に、素早く次のチームメイトに次のパスを送球をすることができます。パスを受け取る前にAを押しっぱなしにして、次にパスしたいチームメイトの方向に左スティックを入れて置いて下さい。これを繰り返すことでタッチパスを続けることができます。タッチパスを利用するとペリメーターゾーンで素早くパスを回したりする事ができるので、これを利用して、逆サイドのシューターへ安全にボールを運ぶことができるでしょう。今作からはヘルプのスピードがかなり早くなっていますので、このパスで敵選手を引き付けながらフリーの選手までボールを回す操作の有効性が増しています。
レイアップシュートやジャンプショットのモーション中にAボタンを押すことで、シュートからパスに瞬時に切り替えることができます。この場合、同時に左スティックを操作して、パスを出す方向を制御します。これらのパスは、前作にも増して精度が落ちるため、パス能力の低い選手が行うと、高確率でパスミスやキャッチミスを誘発します。
RTとLTを押しながら、Aボタンを押すことによって、パスを出してからバスケットに向かってダッシュするギブ&ゴーを行うことができます。パスを受けた選手をコントロールできるようになったら、Aボタンアイコンが最初にパスを出して走りこんだ選手の頭上に点灯しますので、タイミング良くAボタンを押してそのプレーヤーに送球して下さい。
ギブ&ゴーは前作ではかなりチートプレー感漂うプレーでしたが、今作ではゴール下へのパスに対するパスが通りづらくなったり、ディフェンスの追従性が上がったり、ヘルプが早くなったことにより、前作ほどの極悪感はなくなりました。
LTを押しながらAボタンを押すことでアリウープパスが出せます。今作からはどのような状況でも必ずアリウープパスを投げますので、状況やタイミングが合わなければたいていは悲惨な結果が待っています。今作ではLTはトリプルスレッド、ポストプレー、アイソモーションと単独で使う状況が増えており、これを離し忘れてAボタンを押して暴発することが無いよう、練習することが必要でしょう。
チームメイトを後に引き連れて走っている状況でLTを押しながらAボタンを押すとバックボードにボールをぶつけてアリウープパスにします。