NBA2K9でのポストプレーとは、主にボールハンドラーがペイントエリアとその周辺で腕や体を使ってディフェンスとポジションやスペースを争いながらゴールを狙う一連のプレーのことを指します。ポストプレーはどんな選手でも行うことができますが、良いポストプレーヤーはたいていビックマンで、且つ、身体的な強さと最後にディフェンスをかわす上手さを持っています。
ポストプレー時にはオフェンス側のプレイヤーがペイント(色のついた制限区域)内に3秒以上とどまった場合の反則、“3秒イン・ザ・キー”ルールとポストアップしたプレイヤーが5秒以上バスケットに背を向けた状態でドリブルを行う反則、“5秒バック・トゥ・バスケット”ルールに注意して下さい。
ポストアップと言うと、一般にはペイント付近でバスケットやディフェンスに対して背中を向けながら、体と腕を使ってポジションやスペースを確保してパスを受ける動きのことを言うことが多いようですが、ここで言う“ポストアップ”は各種ポストムーブを行うための準備動作のことです。そう言うゲーム内の用語だと思って下さい。
項目 | 操作方法 |
---|---|
ポストアップ |
ペイント内、もしくはその付近のディフェンダーの横でLTを押す。 |
ディフェンダーに対するポストアップは、ボールを保持した状態でペイント内かその近くに居るディフェンダーの横で、LTを押しっぱなしにすることで行うことが出来ます。これを行うことで、ボールハンドラーはディフェンスに背中で接触して一連のポストプレーを行える“ポストアップ状態”になります。実際のところは一度ポストアップ状態に入るとLTを離しても、その状態が継続されます。ポストアップ状態にはドリブル前とドリブル中の状態があり、それぞれの状態で行うことの出来るモーションに違いがあります。
ポストアップ状態に入るには、通常は現実の「ポストアップ」そのままに、ビックマンがペイント付近で手を上げてポジション取りをしているところにパスを入れるのが一番良い方法です。こうすればパスを受けて、そのままドリブル前の状態でポストアップ状態になり、フェイクを交えたポストムーブが行えるようになります。
ポストムーブはポストプレー中に出すことの出来る特殊モーションです。ドリブル前後、LTのオン/オフの組み合わせによって出るモーションが違うので複雑な操作になりますが、状況に合わせて瞬時に出すことが出来れば、強力なポストオフェンスが展開できるでしょう。
項目 | LTの状態 | 操作方法 |
---|---|---|
フェイスアップ |
ホールド |
左スティックをディフェンスと逆に入れる。 |
ホールドボールハイ |
ホールド |
左スティックをディフェンス側に入れる。 |
ショルダーフェイク |
ホールド |
左スティックをディフェンスに対して左右に入れる。
|
パスフェイク |
関係なし |
Aボタンをタップする。
|
ポンプフェイク |
関係なし |
Xボタンをタップする、 あるいは右スティックを一瞬いずれかの方向に入れる。 |
ホップステップ |
関係なし |
Yボタンを押す。 |
パワードリブル開始 |
リリース |
左スティックをディフェンス側に入れる。 |
スタンディング (ポストアップ解除) |
リリース |
左スティックをディフェンスと逆に入れる。 |
スピン |
関係なし |
RTを押しながら選手の背中側に左スティックを入れる。 |
ポンプフェイク・ホップステップ |
関係なし |
ポンプフェイク直後にYボタンを押す。 |
ポンプフェイク・ ホップステップ・スピン |
関係なし |
ポンプフェイク直後にRTを押しながらYボタンを押す。 (ポストオフェンス能力の高い選手のみ使用可能) |
ポンプフェイク・ ホップステップ・スピン (逆サイド) |
関係なし |
ポンプフェイク直後にRTを押しながら、 左スティックを選手の背中側に入れてYボタンを押す。 (ポストオフェンス能力の高い選手のみ使用可能) |
ポンプフェイク・ドライブ |
リリース |
ポンプフェイク直後にRTを押しながら、 左スティックをバスケットの方向に入れる。 |
LTをホールドしたまま左スティックをディフェンスと逆方向に入れることで、ターンを行ってバスケットに正対するフェイスアップを行います。LTをホールドしていれば、左スティックを離すと再度ポストアップ状態へ戻ります。フェイスアップ動作中にシュート入力を行うとジャンプショットを撃つことが出来ますので、モーションを見せることでディフェンダーにプレッシャーを掛けることが出来ます。
LTをホールドしたまま左スティックをディフェンス側に入れることで、ボールを頭上に高く構えることが出来ます。この体制のまま、パスやシュート入力を行うことも出来ますので、ボールを奪われないようにポジショニングしたり、オーバーヘッドパスを出したりするのに使えるでしょう。バスケット付近であれば、そのままシュートに行くのも効果的なのかも知れません。
LTをホールドしたまま左スティックをディフェンスに対して左右に入れることで、肩でフェイクを行うことが出来ます。これはドライブやショットの方向を悟らせない、あるいは逆を突いてスペースを得るための予備動作です。
Aボタンをタップするとパスフェイクを行うことが出来ます。これはバックドア・プレーを意識させられる状況で周りのチームメイトの動きに合わせて使用すると有効だと思います。
Xボタンをタップするか、 あるいは右スティックを一瞬いずれかの方向に入れることでポンプフェイクを行うことが出来ます。ポンプフェイクは一度前を向く動きをしますので、パッケージショットのフェイントとして使える他、いくつかの派生モーションが出せるので、使い分けることでディフェンスに的を絞らせない効果が期待できます。
Yボタンを押すと、1度ドリブルを撞いて、ゴールの方向に向き直りながらサイドストップ、もしくはジャンプストップを行います。この時のストップする方向は左スティックである程度制御できますが、相手ディフェンダーの影響も受けます。ここからはシュートを狙うパターンがほとんどですが、フリーになろうとする味方が居るようであれば、コンビネーションプレーという選択肢もあります。
LTを離して左スティックをディフェンス側に入れることで、パワードリブルを開始します。パワードリブルについては下記「ポストムーブ(ドリブル中)」欄の「パワードリブル」を参照して下さい。
LTを離して左スティックをディフェンスと逆側に1度入力するとフェイスアップのためのターンをした後にスタンディング状態となってポストアップ状態が解除されます。この時再びLTを押せばポストアップ状態に戻ることが出来るほか、LT+RTでトリプルスレット状態に移行するなどの選択もできます。クイックネスなプレーヤーであれば、これらの動作にポンプフェイクを組み合わせることで、ゴールへのドライブも含めた様々なオフェンスを展開することが出来ます。
RTを押しながら選手の背中側に左スティックを入れることで、相手ディフェンダーを背中で押しながら、押している側の足を軸にしてスピンムーブでディフェンスを抜き去ることを試みます。抜ければ当然絶好のシュートチャンスとなりますが、相手ディフェンダーに反応されるためか、抜けないことも多く、その場合は押し戻されるモーションが出ます。この動きはディフェンダーにスティールを受ける失敗パターンも多く起こりますので、注意が必要です。
ポンプフェイク直後にYボタンを押すことで、続けてワンドリブルからのサイドストップ、ないしはジャンプストップを試みます。ポンプフェイクで相手の反応を遅らせて、スペースを得ようとするプレーです。
ポンプフェイク直後にRTを押しながらYを押すことで、スピンドリブルで相手をかわしてスピンしながらサイドストップ、ないいはジャンプストップを行いなます。スライドする距離が大きいので、大幅にゴールへ近づくことも可能です。また、RTを押しながらYボタンを押す時に左スティックをプレーヤーの背中側に入れておくことで、逆側へスピンさせることが出来ます。この動きはダンクにもつなげられるので、大変強力ですが、ポストオフェンス能力値が高い選手しか行うことが出来ません。ディフェンス側はダブルチームなどで対応するのが良いでしょう。
ポンプフェイク直後にLTをリリースした状態で、RTを押しながら 左スティックをバスケットの方向に入れることで、ポンプフェイク後に急激なドライブを試みることができます。左スティックを入れる方向によってある程度飛び出す方向を制御できます。上手くディフェンスを抜き去ればチャンスとなりますが、ドライブレーンを切られて普通のドリブル状態に移行することも多くあります。このプレーはポストアップする選手にクイックネスがあるときに有効です。
項目 | LTの状態 | 操作方法 |
---|---|---|
パワードリブル |
関係なし |
左スティックをディフェンス側に入れる。 |
バックドリブル |
ホールド |
左スティックをディフェンスと逆に入れる。 |
ドリブルポジション変更
|
ホールド |
左スティックを状況に応じて左右いずれかに入れる。 |
ドロップステップ 左/右 |
リリース |
左スティックを左右いずれかに入れる。 |
ポストアップ解除 |
リリース |
左スティックをバスケットと逆方向に入れる。
|
ホップステップ
|
関係なし |
Yボタンを押す。
|
スピン |
関係なし |
RTを押しながら選手の背中側に左スティックを入れる。
|
バスケットの方向に左スティックを倒し続けることでディフェンダーを押し込んでポジション争いを行います。このプレーの成否はポジションを争う両選手のポストプレー能力と体重の差によってに決定されます。オフェンス側はゴールに近くなれば、ドロップステップやフックショットなどで高い確率のシュートを狙えるようになります。
LTをホールドした状態で、ディフェンダーと逆方向に左スティックを入れっぱなしにすることで、大きなスライドステップでドリブルしながらディフェンダーを引き連れるように交代します。あまり使うことは無いと思いますが、相手のビックマンをゴール前から釣り出すのに役に立つかも知れません。この時相手が逆方向に左スティックを入れるとお互い離れてポストアップが解除されます。
LTをホールドした状態で左スティックをディフェンダーに対して左右に入れることで、ドリブルポジションを少しづつずらしたり、ドリブルを撞く手を変えて向きを変えたりすることが出来ることがあります。位置取りによっては動作が出ないこともあります。次の動作へのポジショニング変更ために使うことがあるかも知れませんが、使いづらいのであまり頻繁には使われないと思います。
LTをリリースした状態で左スティックを左右いずれかの方向に入れると、ディフェンスに背を預けている状態から、左スティックの入力方向に合わせて、片足をゴール側に引いてディフェンスを背負うように体を入れる動作を行います。そのままシュートを狙うパターンがほとんどですが、バスケット付近まで押し込んだ状態で行えば、かなり有効なプレーです。しかしながら、ポストアップからのステップ系のプレーはどれもそうですが、ディフェンダーにスティールを受ける失敗パターンも多く起こりますので、過信は禁物です。
ポストアップを止めて普通のドリブル状態に移行するには、LTをリリースした状態で敵ディフェンダーから選手を引き離す方向に左スティックを入れます。
Yボタンを押すとサイドストップかジャンプストップを行います。この時のプレーヤーのジャンプする方向と、着地したときの向きは、左スティックの入力方向とディフェンダーの位置取りによって、変わってくるようです。ジャンプストップした後はシュートを狙うパターンがほとんどですが、フリーになろうとする味方が居るようであれば、コンビネーションプレーという選択肢もあります。
RTを押しながら選手の背中側に左スティックを入れることで、相手ディフェンダーを背中で押しながら、押している側の足を軸にしてスピンムーブでディフェンスを抜き去ることを試みます。抜ければ当然絶好のシュートチャンスとなりますが、相手ディフェンダーに反応されるためか、抜けないことも多く、その場合は押し戻されるモーションが出ます。この動きもディフェンダーにスティールを受ける失敗パターンが多く起こりますので、注意が必要です。
先に紹介しているポストムーブの後にもジャンプショット、レイアップ、ダンクを連携させることでゴールを狙うことが出来ますが、ここで紹介するのはマニュアルにも紹介されているポストアップ状態固有のシュートです。
項目 | 操作方法 |
---|---|
フックショット |
右スティックをバスケット方向に入れる。 |
ロールショット 左/右 |
右スティックを左/右に入れる。 |
フェイダウェイ |
右スティックをバスケットと逆の方向に入れる。 |
フェイスアップ・ジャンプショット |
フェイスアップ中にXボタンを押す、 あるいは右スティックをいずれかの方向に入れる。 |
アップ&アンダー |
右スティックをいずれかの方向に一瞬入れた後、 すぐに別の方向に入れる。 |
右スティックをバスケット方向に入れることで、ゴール方向に向けて体をひねりながらフックショットを撃ちます。ブロックをかわし易いショットで、近距離シュートが得意な長身選手の大きな武器になります。
右スティックをプレーヤーの左右いずれかの方向に入れることで、片足を軸にその方向に向けて回転してゴールに向き直りながら、フックショットを撃ちます。ディフェンダーと軸をずらすため、元々ブロックされにくいシュートですが、アスレチック能力の高い選手が使うと、ほとんどロールしながらのフェイダウェイに近いモーションになるため、非常に止めにくくなります。
右スティックをバスケットに対して逆方向に入れることで、後ろに体を傾けながらシュートする、フェイダウェイショットを撃ちます。長身選手がこれを使うとほとんどブロックすることは無理ですし、SFやSGが使ってもかなり有効なシュートです。
フェイスアップ中にXボタンを押すが、 あるいは右スティックをいずれかの方向に入れることで、フェイスアップ動作に続けてジャンプシュートを撃つことが出来ます。これはフェイスアップモーションが他の動作に移行する起点になることを利用した、虚を突くプレーの一種ですが、フェイスアップ動作によってディフェンスとの間にスペースが出来るので、ある程度のシュート成功率が期待できます。
右スティックをいずれかの方向に一瞬入れた後、 すぐに別の方向に入れることで、アップ&アンダーを行います。アップ&アンダーはポストアップから一旦ボールを持ち上げるフェイクを入れてから、その一連の動きでシュートに行くプレーです。アップアンドアンダーのコントロールは方向スティックの組み合わせによって様々な動きをします。また、ゴール近くではRTを押しておくことでダンクに行くこともあるかも知れません。