コーチング操作

ここでは試合におけるコーチングについて、より詳細な操作方法を解説します。コーチング機能は新機能が追加され、随分と使い易くなっています。

タイムアウト

タイムアウト
項目 操作方法
タイムアウトのコール
オフェンス時にBACKボタンを押す。

タイムアウト

チームにボールの所有権がある時に、BACKボタンを押すことで、タイムアウトをコールすることが出来ます。コールの際には左スティックの左右で20秒タイムアウトかフルタイムのどちらをコールするかを選択出来ます。あなたがコールしたいタイムアウトタイプを選んでAボタンを押して下さい。すでに選べるタイムアウトが1種類しかない場合には、それが自動的に選択されます。例えば、20秒タイムアウトが残っていなければ、BACKボタンを押すとフルタイムアウトが即座にコールされます。

タイムアウトをコールするとコーチ・クリップボードが呼び出され、画面に表示される通りの一定時間の間、このクリップボードを使用して、選手交代やマッチアップ等の指示を出すことが出来ます。

コーチ・クリップボード

コーチ・クリップボード(Coach's Clipboard)はNBA2K9におけるタイムアウトの新たな特徴です。これによって、あなたはタイムアウトのハドル(作戦会議のための円陣)で、設定を変更して新たな戦略を指示することが出来ます。コーチ・クリップボードには複数のパネル(またはページ)があります。各パネルの間の切り換えには、LTかRTを使用して下さい。人間同士の対戦時にも、この機能によって両方のユーザは、同時にそれぞれのコーチ・クリップボードパネルを制御することが出来ます。

ゲータレード お薦め交代

「ゲータレード お薦め交代(Gatorade Recommended Subs)」は予めオプション等で SubstitutionがAutoに設定されている時(デフォルトではAutoです)にユーザーのために全ての代替の指示を代行してくれるシステムです。ユーザーが交代指示を手動で行いたい場合は、このパネルが表示されている状態でAボタンを押すことでパネルをアクティブ状態にし、ユーザー自身の代替指示を上書きすることで、「お薦め交代」を覆して下さい。(Aボタンを押した時点で「お薦め交代」はリセットされるようです。)

手動で交代を指示する場合はAボタンと左スティックの上下を使って選手の表示場所を交換して下さい。最初に選手を選んでAボタンを押すと、そのプレーヤーの横にチェックマークが付きます。そして、次に交換先の選手を選んでAボタンを押すことでその両選手を入れ替えて下さい。またこの時、LBかRBを押すことによって、3ptシューター、ベストディフェンダー、ベンチ等の状況毎に予め設定されたパッケージで代替指示を行うことも出来ます。

コーチセッティング

コーチングはチーム全体に対して行うプレー傾向の指示です。左スティックの上下で項目を選んで、左右でスライダー設定を変えることで、チーム戦略を調整することができます。

コーチセッティングの項目とその意味
項目 意味
Offensive Tempo
オフェンスがシュートを撃つまでにどれくらい時間を掛けるかを決定する。
Defensive Pressure
チームのプレイヤーがディフェンスの際に対するオフェンス選手に対して、どれくらいタイトにディフェンスするかを決定する。
Help Defense
チームメイトがマッチする相手に抜かれた際にどの位の頻度でヘルプディフェンスに行くかの設定。
Fast Break
どの程度速攻を仕掛けるかの設定。
Crash Boards
オフェンスリバウンドをどれくらい積極的に取りに行くかの設定。
Run Plays
チームがどれくらいの頻度でプレーを実施するかを制御します。

マッチアップ

マッチアップ(Matchups)パネルでは、現在コートの居るプレーヤーのディフェンスの割当てを変更することができます。マッチを変更するには、まず交換したいプレーヤーの一人を選んでAボタンを押してチェックマークを付けて下さい。次に、マッチアップを交代させる変更先のプレーヤーを選んでAボタンを押して下さい。

ダブルチーム / プレッシャー

このパネルではあなたのチームのダブルチームとディフェンスプレッシャー戦略を設定できます。左スティックであなたが設定を変更したいカラムDT(ダブルチーム))またはPRS(圧力)を選択して、AボタンかYボタンを押して設定を変更して下さい。

強調ポイント

強調ポイント(Point of Emphasis)は指示した項目に関連するプレーヤーの能力を一時的にアップさせます。短時間ですがこれはチームに全体に対して効果があるようです。この指示は、それぞれのクォーターとオーバータイムで2回づつ行うことが出来ます。希望の強調ポイントを選択してAボタンを押すことによって実際に効果を発動させます。

1度に指示できる強調ポイントは1点だけです。持続時間(Duration)メーターが残っている間は、異なる指示を出すことも、同じ指示を延長することも、オフすることも出来ません。前の指示の効果が無くなって初めて、次の指示が出せることに注意して下さい。

強調ポイントの効果
項目 効果
Shot Selection
オフェンス意識を増加させる。
Rebounding
オフェンスリバウンド、ディフェンスリバウンド能力をアップする。
Ball Control
ボールハンドリングとパス能力をアップします。
Defense
ディフェンス意識、ローポストディフェンス、オンボール・ディフェンス、スティール、ブロックをアップする。

オン・ザ・フライ・コーチング

オン・ザ・フライ・コーチング(以下OTFC)はゲームの流れを中断せずに、ユーザーがチームに対してコーチングを行う、NBA2Kシリーズに無くてはならない高度な戦術的機能です。試合中、ユーザーは十字キーを使用することで、オフェンスとディフェンスの両方で素早くプレーの指示を行うことが出来ます。

NBA2K9のOTFCは2K8の時と機能的には変更されていませんが、コーチセッティングの内容が整理させるなど、よりシンプルに使い易くなりました。但し、(おそらくバグだと思いますが)ファール数が確認出来なくなったのは、使い勝手が悪くなった部分です。

OTFCメニューは、スクリーン下部の角にオーバーレイ表示され、主に十字キーによって制御されます。OTFCメニュー表示中もおおよその試合の操作は可能ですが、完全に試合をコントロールしに戻るには指示を最後まで出し終えるかBボタンを押してキャンセルするかして下さい。

オフェンス時のOTFCメニュー
項目 十字キー方向 内容
ヒートチェック
選手の調子、得点のチェック。
選手交代
選手交代の指示。LBとRBでパッケージごとに変更可能。
コーチセッティング
戦術傾向の変更。
プレイコール
呼出し後、対応したボタンでセットされたプレーをコールする。
ディフェンス時のOTFCメニュー
項目 十字キー方向 内容
マッチアップ
マッチアップ変更やプレッシャー、ダブルチームなどの指示を出します。
選手交代
選手交代の指示。LBとRBでパッケージごとに変更可能。
コーチセッティング
戦術傾向の変更。
プレーコール
呼出し後、対応したボタンでセットされたプレーをコールする。

ヒートチェック

オフェンス時に十字キーの上を押すことで、ヒートチェック情報を表示させることが出来ます。これは選手がどれだけ気持ちがノっているか、いわば「ゾーン」に入っているかを示すもので、赤くなれば好調、逆に青だと不調だということを表しています。「ヒート度」はシュートを決めて行くと少しずつ上がって行き、逆にシュートを外すと少しずつ下がります。また、ブロックされたり、TOを犯しても下がる様です。

ヒート度はベンチに引っ込めたり、タイムアウトやクォーターの変わり目の休憩を取ることでノーマル状態に戻る方向に変化する(クールダウンしたり調子を取り戻す)ため、選手交代やタイムアウトを行うタイミングが戦略的にも重要になって来ます。

マッチアップ

ディフェンス時に十字キーの上を押すことで、マッチアップ情報を表示し、いつでもディフェンスの割り振りとダブルチーム、プレッシャーの度合いを変更することが出来ます。

マッチを変更するには、十字キーの上下で交換したいプレーヤーの一人を選んでAボタンを押してチェックマークを付けて下さい。次に、マッチアップを交代させる変更先のプレーヤーを選んでAボタンを押します。

プレッシャーの強弱やダブルチームの設定は十字キーの上下でポジションを選んで、左右で設定の変更を行います。

選手交代

試合中、十字キーの下を押すことで、コート上のプレーヤー情報を表示し、更に十字キーの上下でポジションを選択して、左右で選手を変更することで、選手交代の予約を行うことが出来ます。また、この時LBとRBを使用することで、(例えばBenchやTallといった)予めセットされたパッケージごとの交代を指示する事が出来ます。

選手交代が実際に実施されるのは、ファールやアウトオブバウンズなどでプレーが中断した時です。

コーチセッティング

試合中、十字キーの左を押すことで、コーチセッティングを表示し、いつでも設定を変更することが出来ます。変更したい項目を十字キーの上下で選択して、左右でスライダーを増減させて下さい。

コーチセッティングの項目とその意味
項目 意味
Offensive Tempo
オフェンスがシュートを撃つまでにどれくらい時間を掛けるかを決定する。
Defensive Pressure
チームのプレイヤーがディフェンスの際に対するオフェンス選手に対して、どれくらいタイトにディフェンスするかを決定する。
Help Defense
チームメイトがマッチする相手に抜かれた際にどの位の頻度でヘルプディフェンスに行くかの設定。
Fast Break
どの程度速攻を仕掛けるかの設定。
Crash Boards
オフェンスリバウンドをどれくらい積極的に取りに行くかの設定。
Run Plays
チームがどれくらいの頻度でプレーを実施するかを制御します。

プレーコール

試合中、十字キーの右を押すことで、オフェンス、ディフェンス、インバウンズといった状況に合わせて、プレーコールを行うことが出来ます。十字キーの右を押すことで表示されたプレーコール画面を見ながら、行いたいプレーに対応したボタンを押して、実際にプレーをコールして下さい。