ゲームスライダーの調整

みなさん、こんにちは。

最近、思いのほか早く公開されたパッチのバランス調整を確認しながら、色々悩みつつスライダーを調整しています。但し、私はあまり弄りすぎるのは好きではないですし、数試合やっただけですぐ再調整するようなタイプでもありません。結構長々と同じ設定でプレーして、ちょっと弄ってまたプレーして、、、というのを繰り返して自分にとってのベストを探しています。

自分で使うチームはキャブスとホークスが殆どで、対戦チームはランダムか、あるいはその日TVで見たチームが多いです。同じチームを使い続けると、シュートタッチやCPUに任せた場合の味方ディフェンスの良し悪しがわかる分、CPUチームが変わってもある程度一貫した感覚でプレーする事ができ、様々なタイプのチームと試合を重ねるうちに、共通の違和感(=調整点)を感じる事が出来るようになります。そして、この違和感を感じた場合に初めて調整を行うようにしています。

例えば、ロケッツと対戦して、ヤオにブロックを決められまくっても、その場ですぐブロックのスライダーを下げるのではなく、他のチームと対戦して、たいして大きくも早くも無い選手にブロックを決められたときに始めて調整を検討する、といった具合です。この場合も検討するだけで、いきなり下げたりはしません。その後数試合やってみて、まだ同じように感じて始めて調整します。

バグが無くなったおかげで、ストレスは無くなりましたが、インサイドのバランスやディフェンスが付いているときのシュート成功率が変わったため、また1から調整し直す事になりました。パッチ前よりはずっと調整しやすい印象で、掲示板などでみなさんに情報をいただけたし、オンラインマニュアルにスライダーの意味についての記載がありましたので、思考がし易くなったと言うのも楽になった大きな要因です。

このスライダー調整は、2008年12月16日のもので、前提となるゲームのバージョンは1.20です。

私の嗜好

私の趣向は相変わらずです。試合は5分/Qに設定して、1試合を約30分で終わるようにしています。あまり長いのが好きじゃないためです。必然的に総得点は実際のNBAの半分位になります。展開的に早い試合であれば50〜60点位、ディフェンシブで展開の遅い試合では40〜50点位を目安にしています。普通にプレーした時に各部門の数字の比率がそれなりに実際のNBAの試合に近くなるように色々試行していますが、あまり細かいところにはこだわらず、ゲームとしての爽快感、スリル、プレーヤー技術の反映といった面の“楽しさ”を失わないよう、バランスを取ってるところもあります。

2K9の難易度と傾向

2K9では難易度設定を上げると、以下の様な傾向が見られます。(あくまで私の実感ですが)

  • シュート成功率が上がる(あるいはオフェンス意識によりセレクションが良くなる)
  • オフェンス意識が上がる(=シュートセレクションが良くなる)
  • ディフェンス意識が上がる(=ヘルプディフェンスが早くなる)
  • オンボールディフェンスが上がる(=アイソモーションで抜かれなくなる)
  • ブロック成功率が上がる(あるいはディフェンス意識、コンテストショットによって反応がよくなる)
  • パスカット成功率が上がる(あるいはディフェンス意識によって反応がよくなる)
  • スティールを積極的に仕掛ける様になる

つまり、CPUの難易度レベルを上げて上記の数値を下げる様な調整をするならば、最初からPROレベルを元に調整した方が理解し易いと思います。

設定紹介

では、具体的な設定を紹介していきます。ゲームプレーに関係ない、あるいは好みで設定して構わない部分に付いては省略しています。また、設定においては2Kシェアにアップロードされている設定のいくつかを参考にしています。

それと未だに、CPUとUSERの設定に差をつけないこと、出来るだけ調整箇所を少なくすることに拘っています。どうもCPUの強さにチーム設定以上のムラを感じるため、もしかして「調子」的なランダム要素があるのかとも考えており、差をつけない中で検証している部分もあります。

私はまったりプレーが好きなので、どうしてもディフェンスが甘くなる傾向があるのか、CPUチームのシュート%が高くなる(55〜60%)傾向があり、その分、ユーザー、CPUともディフェンスを強化しています。

ゲームプレーセッティング(Options→Gameply)

前述のような理由から、現段階ではCPUの難易度レベルは「Pro」を選んでいます。試合時間を長くする場合は、ゲームスピードと後述するファールアウトの数とを合わせて調整すると良いと思います。

項目 設定値 備考
Difficulty
Pro
今回は難易度を上げるとゲームとしてのバランスがより極端になって調整しづらいイメージがあります。
Quarter Length
5 Minutes
個人の趣味で5分にしています。長くするならファール等の設定も変える必要が出てきます。
Fatigue
ON
選手の疲れない試合は、交代の必然性がなく面白くないので当然ONです。疲れ方の調整は別パラメーターで可能です。
Injuries
ON
試合中のケガは珍しいのですが、稀に起こるアクシデントは気持ちの高揚に一役買うこともあるのでONがお奨めです。発生の可能性は別のパラメーターで調整可能です。
Clutch Factor
ON
個人的にクラッチ要素がある方が好きです。後述のパラメーターで影響度を調整できるのでONがお奨めです。
Real Player FT%
OFF
これをONにすると、FTのスタッツもより現実に近くなります。ただし、自身で操作できないので運任せな面が増えるので私はOFFにしてます。
Game Speed
50
1Qの時間を長くした場合には、この数値を低くしてバランスを取りますが、オンラインで感覚が狂いそうなので現在のところまだ、手を付けてません。個人的にはこのままか、あるいはほんのチョッと下げたい感じです。
Free Throw Difficulty
70
正直個人的にはラグがあったほうが面白かったと思います。簡単になったので、2K8の時と同様、70に上げました。オンならタイミングアドバイス無しとかも面白そうです。

NBAルール(Options→NBA Rules)

ここでは、ルールそのものと言うよりは、主にファールの頻度を調整します。「Foul Out」の値は試合時間に応じて調整して下さい。私は5分/Qの設定では安直なスティール狙いやゴール下でのレイトブロックを抑制する意味で5ファールでアウトになるよう設定しています。

項目 設定値 備考
Foul Out
5
今回はCPUがファールアウトの数に応じて選手交代を調整する気がします。5でも1ファールで交代してしまうことも多いものの、自身で交代指示を調整しながらプレーすれば特に困りません。最近はCommits Foulsを上げているので5で落ち着いています。
Charging Foul
60
少し上げましたが、大きく戦局に影響することも無いです。この辺は正直適当、上げて問題なかったのでそのままにしてます。
Blocking Foul
50
今のところそのままで試しています。
Reeaching Foul
55
ちょっとだけ上げました。たまにCPUもこのファールをするようになりました。
Shooting Foul
50
今のところそのままで試しています。
Loose Ball Foul
80
ほとんど見かけないので80まで上げましたが、それでもほとんどコールされません。

ゲームスライダー(Features→My NBA→Game Sliders)

シュート

パッチ後、シュート%はリアル寄りになってきたとは思いますが、(気のせいか)外が入りづらくなった様なので、やはりインサイド傾倒になることを懸念してちょっとだけ調整してます。

Shootingの設定
項目
設定値
(User/CPU)
備考
Close Shot Success
45/45
レイアップやジャンパーをある程度オープンでも外す事がありますが、それもリアルだろうと言うことでちょっと下げました。これにより、「外からでもどんどん撃った方が良い」という感じになるのを狙ってます。
Mid-Range Shot Success
50/50
ディフェンスがきちんと付いたときの確率が下がっている気がします、また、オープンでの確率も下がった気が?
3pt Success
50/50
同上。
Dunk Success
50/50
マニュアルからすると、ダンクに行こうとする機会の調整とも読み取れますが、ディフェンスを抜かれ難くしているので、そのままでいい気がしてます。
Layup Success
50/50
これも、レイアップに行く(なる)機会とも読み取れます。最近はこのままでもゴール下に相手がいると結構外しますのでそのままにしてます。もしかすると外すのはCloseを下げてるせいかもしれません。
Dunks in Traffic
45/45
この数値だと、ある程度のクラスまではまだ強引なダンクが決められますが、ディフェンスが抜かれなければあまり関係ないので、この位です。
Screen Success
50/50
スクリーンの成否は丁度良い気がするのでそのままにしました。

ディフェンス

如何にインサイドとアウトサイドのバランスを取るかが、リアルな試合を演出するコツになります。ディフェンスは「抜かれにくく、抜きにく、パスが容易に通らない」くらいが丁度良い気がします。幸い今回はシューティングファールのパターンが増えており、少々ディフェンスを強化しても、ゴールへアタックする価値は失なわないと思います。

最近はDefensive Awarenessがヘルプディフェンスの必要性の判断、Help Defense Strengthがヘルプディフェンスに行く早さ(行動を起こす早さ)ではないかと考えて調整を試してます。

Defenseの設定
項目
設定値
(User/CPU)
備考
Steal Success
50/50
元々それなりに成功しやすいので、変えていません。その分、積極的に仕掛けてもチートにならないと思います。また、後述の通りCPUが仕掛ける頻度を上げていますので、上げてしまうと鬱陶しくなります。
Help Defense Strength
60/60
最近はディフェンス意識を50に戻してこれを上げています。これによってオープンが出来づらくなった(オープンになる時間的長さが減った)気がします。やりようによってはゴール前でディフェンスが収縮する感じも・・・抜かれればですが。

属性

ここで言う属性とは、個性と言い換えても良いかもしれません。すなわちプレーヤーの個々の能力それぞれへ影響を与える項目です。今作からはコーチが試合に与える影響も設定されましたので、関連する能力を安易に弄ると、チーム間格差が大きくなり、バランスを崩すかもしれないので注意が必要です。

そう言えば、パッチ後は気のせいか(あるいは設定のせいか)、速攻の走り出しが遅くなり、ディフェンスの戻りが早くなった様に感じる上、ゴール前に1人選手がいるだけでかなりレイアップを外す様になったと思います。

Attributesの設定
項目 設定値
(User/CPU)
備考
Stealing
50/50
ボールハンドリングと対を成すパラメーターです。ファールになる可能性を上げているので少し上げても良いとは思いますが、好みでそのままにしてます。
Blocking
50/50
微妙なところですが、パッチ後は50に戻しました。
Ball Handling
45/45
スティールを上げようかとも思ったんですが、こちらを下げて試してます。ポストでのボールロストが増える気がします。これは下げるかは好みで良いかもです。
Dunking Ability
45/45
少し下げることで、よりダンク能力が高い選手しかダンクし辛くなります。
Offensive Awareness
50/50
ダブルチームやルーズボールへの反応へ影響するようですが、シュートセレクションも良くなるのかも知れません。ユーザーには関係ないかも。
Defensive Awareness
50/50
Help Defense Strengthを上げてこれは50に戻しました。
Offensive Rebounding
50/50
オフェンス・リバウンドを取られるからと言って下げれば良いというものでは無いと思います。ディフェンスリバウンドをがんばりましょう。
Defensive Rebounding
50/50
ディフェンスリバウンドもそのままです。
Clutch Factor
50/50
最近は50で十分な気がしています。
Speed
50/50
CPUの動きは操作ミスによるラグがない分、少し遅くしてもいい気がしますが、そのままです。
Strength
50/50
ポストの押し合いにしか使われてないのかは微妙ですが、ポストプレーは押しにくくなったので、変更の必要は無いと思います。
Stamina
45/45
5分/Qの設定だとこれ位が丁度良い気がします。上手く選手交代していかないと結構疲れますよ。
Durability
50/50
変更の必要は無いと思います。
Vertical
50/50
変更の必要は無いと思います。
Quickness
50/50
On-Ball Defenseの方を上げるのでそのままにします。
Hustle
50/50
変更の必要は無いと思います。
Hands
45/45
密集地帯でのボールキャッチ能力だと解ったので少し下げました。これによってキラーパス抑制及び、ゴール下でのパス交換のリスクアップなど結構良い感じになります。
On-Ball Defense
55/55
インサイドへのごり押し防止に少しだけ上げます。これは割りと試合の傾向に影響します。ヘルプも早くしてこれを上げると、中に入られづらくなるので、外のシュートが増えるかなと。
Injury Saverity
50/50
怪我の度合いを悪くするのは怖いのでそのままです。

プレー傾向

プレー傾向の調整はUSERよりはCPUの方でより重要性が高いでしょう。そもそもユーザーが操作するプレーヤーの傾向は操作に依存するわけですから、ここでのユーザー側の設定はボールを持たない選手の動きに影響があるものと思われます。中にはコーチに依存するものがありますので、その辺りは現段階ではあまり弄らないようにします。

NBA2K9ではCPU戦にやり甲斐を持たせるために、難易度レベルを上げると堅実なインサイド攻めを増やして、シュートリリースもほぼ完璧にするなどの調整を行っている気がします。PROレベルで調整を行うのはその辺りのバランスがまだマシだからと言う意味もあります。

Tendenciesの設定
項目 設定値
(User/CPU)
備考
Take Close Shoots
50/50
インサイドでのシュート傾向はチームによってはかなり高い気がしますが、入れさせなくするのもゲームの挑戦のひとつと言うことでそのままです。このあたりの設定はコーチ設定や選手の個人設定に関連してますので、弄らないようにしてます。
Take Mid-Range Shoots
50/50
 
Take 3pt Shoots
50/50
 
Attacks The Basket
50/50
 
Finsh Strong Inside
50/50
 
Look for Post Players
50/50
 
Use Triple Threat
50/50
 
Use Fadeaways
50/50
 
Use Fppkshots
50/50
 
Attempts Putbacks
50/50
 
Throw Flashy Passes
50/50
 
Commits Fouls
60/60
中への切込みを徹底的につぶす様にしないと、バランスが良くなりませんので、これでプレッシャーを掛けることを意図しています。
Plays Passing Lanes
50/50
 
Go for Oon Ball Steals
60/60
時々CPUがアグレッシブなスティールを狙うので良いバランスになります。
Contests Shots
55/55
インサイドでヘルプディフェンスを頑張ってゴール下でジャンプして貰いたいのと、アウトサイドできっちりチェックして貰いたいと言うことで。味方ディフェンスにも結構影響が出るような。
Use Sizeup Moves
50/50
 

まとめ

今使用している設定は以上のような感じなんですが、ヘルプディフェンスが強くなったこととで、中で良い具合にレイアップやフックショットが外れること、外もオープンでいられる時間が短くなることで、高確率で決めるには判断速度が求められるなど、良い感じになった気がします。

あと、キャッチを含めたボールハンドリングを下げることで、不用意なパスはより通らなくなり、ポストからのプレーに対しても、ボールを奪える機会が増えて、オフェンスも素早い動きが求められるようになったのではないかと思ってますが、気のせいかも知れません(^^;

また、1on1ではなかなか抜けない(実は慣れれば、選手によってはそうでもない)し、抜いてもゴール下に選手がいれば外す可能性も上がっているので、必然的に外からのジャンプショットの価値が高まっている・・・はずです。

何にしろ、パッチ後は間違いなくバランスが良くなっているし、ゲームとしての完成度も上がっていると思います。それでも賛否はあると思いますし、探せば防御不可能な強力なプレーもあるのかもしれませんが、私は十分長く遊べるより良いゲームになったなと思います。