あなたのチームがレギュラーシーズンで首尾良く好成績を収めることが出来たなら、プレーオフへの道が開けるでしょう。「NBAの概要」の項でも大雑把に説明しましたが、ここではもう一度初めからプレーオフについて説明して行きます。
プレーオフはレギュラーシーズン終了後、その年の真のチャンピオンチームを決めるためにイーストとウエスト両カンファレンスの各ディビジョン1位の3チーム+それ以外の成績上位5チームが出場して行われるノックアウト方式のトーナメントです。現在のプレーオフは各ラウンド全てがベスト・オブ・セブン(4戦先取)方式で行われており、約2ヶ月間に渡って熱い戦いが繰り広げられることになります。トーナメントは東西のカンファレンスごとに分かれており、それぞれのトーナメントを制したチームがカンファレンス・チャンピオンとなり、その2チームによって行われるNBAファイナルを制したチームが、その年のNBA全体の覇者となります。
2006年のプレーオフまでは各ディビジョン1位のチームがカンファレンスでの成績順に第1から第3シードを得て、それ以外の5チームには成績順に第4から第8シードが与えられていましたが、この基準を用いた2006年のプレーオフで、勝率1位で第1シードのスパーズと勝率2で第4シードのマーベリックスがカンファレンスセミファイナルで早くも対戦することとなってしまったために、2007年プレーオフから規定が変更され、下記の通りになっています。
第1から第4シードは、各ディビジョン1位の3チームに、それ以外で最も勝率の高かった1チームを加えた4チームに勝率の高い順に与えられます。この方式だとシーズン勝率1位と2位のチームはカンファレンスファイナルまでは当たらないことになります。
第1から第4シードとなるチームを除いた4チームにレギュラーシーズンの成績順に第4から第8シードが与えられます。
さて、ちなみにレギュラーシーズンでカンファレンス上位8チームに入らなくても、デビジョンで1位となることが出来れば、プレーオフには進めるのでしょうか?(つまりはそのディビジョンはカンファレンスでは全チーム9位以下と言うことですね)答えはYESです。何とも不名誉なことですが、それでもプレーオフを最後まで勝ち抜けばNBAチャンピオンになることも出来ます。
複数のチームが勝率で並んだ際に、シード順やプレーオフ出場権を割り振るために用いられる基準をタイブレーカーと言います。
以下の判断基準が順に適用されます。
上記基準を用いても差が付かない場合には抽選で割り振りが行われます。
トーナメントは下図の様になります。
ホームコート・アドバンテージとは、その名の通り、対戦相手に対してより多くホームコートで戦うことの出来る権利です。これはシード順とは関係無く、レギュラーシーズンでの成績上位のチーム側に与えられますが、勝率が五分の場合には以下の基準が順に適用されて決定されます。
カンファレンスファイナルまでの各試合はアドバンテージ側から見てHHAAHAH(H:ホーム、A:アウェイ)の順で行われます。(2-2-1-1-1)NBAファイナルのみHHAAAHH(2-3-2)の方式で行われます。
さて、実際のNBAプレーオフの仕組みを理解したところで、アソシエイションモードでのプレーオフの進め方を確認して行きましょう。
カレンダー画面はレギュラーシーズン同様に機能します。また、試合の無い日には練習も出来ます。負ければ後が無いプレーオフですので、選手の疲れ具合と相談しながら、練習や戦略設定をフル活用して下さい。
プレーオフに入ると、ナビゲーションメニューに“Playoff Tree”と言う項目が追加されます。これを選択するとプレーオフの状況をトーナメント表で確認することが出来ます。カレンダー画面は自身のチーム視点でスケジュールが表示されますが、トーナメント表は全体のチームの状況を確認するのに便利です。
トーナメント画面でSTARTボタンを押すと1日日程が進み、試合を操作するかシミュレートするかの確認画面が表示されます。試合後は見たい試合に合わせてRS(Rスティックボタン)を押すことでボックススコアが表示されます。
もし、あなたのチームが健闘虚しくプレーオフに進むことが出来なかったならば、オフシーズンに進むことになります。プレーオフに進めなかったことによる救済処置としては、NBAドラフトでロッタリー制に基づいた新人獲得順位の優先権があります。ロッタリーについてはオフシーズンの項で詳しく説明します。