道 -Tao-


上善如水。水善利萬物、而不争。

「また降って来い」

上善は水の若し
水は万物を善く利して、而も争わず
衆人の悪む所に居る
故に道に幾し


古代中国の仙人 “老子” の言葉
「水のように生きよ」
という教え






“道 Tao”とは?


と聞かれた時、何と答えて良いかとっても難しい。

“道 Tao”とは eternal 永遠なるもの
宇宙が生まれる前からあるもの
宇宙が無くなってしまってもあるもの
味も形も色も匂いも温度もない 空 empty
不変の領域であり 全てを統一するもの
神羅万象を創り出す 母 Mother
全ての人の中に内在する 大いなる神秘
その人その人 各々の人生
宇宙の源であり、生命 Life そのものである



こう並べてみるが 
“道 Tao”とは 理解することができないものである

私の師はそう教えてくれました。


          「照る子」


“道 Tao”を知りたいのなら 自然界を見つめよう。

海や山、森や動物たち、風や水の流れ、夜空に輝く星々の法則・・・自然界は 道Tao の集まり。
自然と繋がると、“道 Tao”を思い出せる気がします。

         「かわいいこ」



古来中国の仙人であるタオイスト達は、自然を観つめ、そして真似ることで、“道 Tao”に気付き、不老長寿の術を習得していきました。

万物 全て には陰陽の2つの側面があり、更に五行「木・火・土・金・水」と五つの性質に分け、わたしたち人間もそれと同じであることを感じ「生命の氣」の仕組に気づいていきます。

人間は天と地と繋がっている、人間の身体は “精・氣・神” の 三つの宝で成り立っている、この“三宝”が人間を作り上げ、健康、活力、精神のあり方の根源にある・・・。なんとも壮大で素晴らしい叡智の数々を未来永劫伝え続けてくれています。

“道 Tao”を知るということは、自分を知るということ。

“道 Tao”に触れることで本来の自分に気が付き、
“道 Tao”に触れるたびに、どんどん本当の自分、心からの歓びに満ち溢れた自分でいられるようになります。

人は、人間同士の営みの中で、自分自身からも “本当の自分” を隠してしまいがちです。

自分の身体の声に耳を澄ますことで、本当の心の声が聞こえやすくなるようです。

自分の身体を労わりましょう。
癒やされた身体は、心を癒やし、その奥の深いところにある「扉」を開きます。

「身体と心と精神」が繋がり、“真我” である “本当の自分” に還ることができます。

自然に身をおき 五感で感じ 深く呼吸をし
身体の強張りをといて。

偉大なる大地の鼓動を感じ、
自分の鼓動も感じとる。

自分の全て(全身)が開かれる。

開かれた全てから内側へ 自然の氣 が溶込む。

同時に開かれた全身から外側(自然界)へ
自らが溶け込み全てと一体になる。

自らを分けるものが無くなり、
自らの然(まま)になる。



自然との調和 は “道 Tao” との調和 である。

“道 Tao”との調和 は 真の自分への回帰 。

“道 Tao” と調和された時
初めて我が道が拓かれる。




自然であれる叡知を、古来タオイストは未来永劫伝えてくれています。
その叡智を、TaoYoga Arts(タオヨガアーツ)から中国の伝統的なヨガとして学ぶことが出来ます。


古代中国では、シャーマンが、タオイストヨガ・瞑想・黙想・自然と宇宙の観察などに没頭するために雲に覆われた神聖な深山に住んでいた。
彼らは自然を崇拝し、練習を通して自然と宇宙の根源に繋がることを認識した。

この神聖な根源を何と呼ぶのかは定かではないが、彼らは単に「道」と呼んでいた。

TaoYoga Arts ホームページより