さて、前回に続きゲームプレーの録画に関することを書いていきます。
前回はDVD Decripterを使って、DVD-Video化した動画をPCに取り込むところまで書きました。
で、今回はPCに取り込んだ動画を編集可能な形に変換したりする話を書くつもりでしたが、その前にゲームを取り込む際のプレー環境に付いて少し考察したいと思います。
前回書いた方法で、ゲームをTVでプレーしながら録画しようと思ったら、接続は下記の様になると思います。
Xbox360
↓
DVDレコーダー
↓
TV
Xbox360からは
・「D端子HD AVケーブル」の“コンポジットビデオ出力端子(黄色)”とピン音声端子(赤と白)を使用する
・別売りの「SビデオAVケーブル」の“Sビデオ出力端子”とピン音声端子(赤と白)を使用する
のいずれかの方法でDVDレコーダーに接続します。
DVDレコーダーからTVへはどの方法(ケーブル)で出力しても大丈夫だと思います。
この方法だと、プレーするTVの画面も例えDVDレコ-TV間がD端子ケーブルで接続されていても、結局は480i(640×480)の解像度でしかプレーできません。
せっかくのXbox360の高解像度画面ではプレー出来ないわけです。
これはどうにもならないのでしょうか?
いくつかの条件が揃えば、可能な気がしますので、考えてみたとします。(私は実際昔考えて色々調べたわけです。ハイ。)すると以下のような考えに至ると思います。
①D端子入力(あるいはもっと言えばHDMI入力)のあるDVDレコーダーを使えば良い。
②D端子HD AVケーブルのD端子をTVに、コンポジットビデオ端子をDVDレコーダーに挿してプレーすれば良い。
③D端子対応の分配器を使ってTVとDVDレコーダーに分配してやれば良い。
とうことになると思います。
これを一つづつ検証すると以下の様になります。
①D端子入力(あるいはHDMI入力)のあるDVDレコーダーはほぼ存在しないに等しいし、これからもまともなメーカーは発売しない。
=そんなレコーダーは手に入らない。
②コンポジット出力時にはD端子側もD1解像度で出力される。
=意味が無い。
③D端子で入力したものをD端子とS端子に分配して同時出力する分配器でないと、同時録画できない。
=分配器にはそんな機種は見当たらない。AVアンプでできるかもしれないが高い。
ということになると思います。
僅かに③のAVアンプに可能性がありそうですが、
D端子入力→(分配)→D端子出力
→(ダウンコンバート)→S端子出力
というのが出来る機種が必要となりそうです。
見るからに高そうですし(^^;
D端子やHDMI出力端子が複数装備されている品じゃないと将来性なさそうですし、お勧めできなさそうです。
録画するための機器がD端子でキャプチャできるPCだと言う話になれば、また別なんですが、その話はもう少し後にしましょう。
では、ここからは話を戻して動画の編集の方に行って見ましょう。
DVD Decripterを使ってPCに取り込まれたDVDの中身は、
AUDIO_TS(フォルダ)・・・空
VIDEO_TS(フォルダ)・・・VIDEO_TS.IFO、VTS_01_0.VOB・・・・
と、こんな感じでファイルが出来ていると思います。
容量から見てVOBファイルと言うのが動画の本体のようです。(って、もちろん事実これが本体です)
さて、私はこれをPCで編集可能な形に(エンコード)する必要がありました。
ちなみにVOBファイルの実態はMPEG2だから、、、と単純に拡張子を変えてみる、ということもやってみると、一応そのままでも見れるようにはなりますが、色々と問題も出てきます。
おっと、PCで編集可能な形といいましたが、「PCで編集」っていうのは語弊があります。
正確には「編集ソフトで編集」ですね。
どの編集ソフトで編集するかによって、ここからの手順は変ってくると思います。
私は持っている編集ソフトがPremiere Proなのでこれで扱える形式にする必要がありました。(実際はこの頃の取り込み動画は編集しなかったんですが)
それで、色々調べた結果として、面倒なんで「TMPGEnc4.0 Xpress」を買ってPremiere Proで扱える形式にエンコードしようと思ってました。TMPGEnc4.0 Xpressは実売は12000円~13000円くらいです。
私は考えるのが途中で面倒になったのでシェアソフト買いましたが、フリーソフトでやることも可能です。
この場合はAviUtlに各種プラグインを入れて使う方法が現在有力なようです。
将来的に高画質エンコードを目指すことも考えると、面倒でもこの時点でAviUtl関連のフリーソフトだけで進めるのも良いかも知れません。
ところでエンコードって何でしょうか?
私自身説明しろといわれても上手く出来ないのですが、
「動画の種類(フォーマット)を変換すること」
「結果としてデータ容量と画質が変化する」
くらいに考えておけば良いと思います。
また、エンコードするには「コーデック」が必要で、エンコードされた動画を再生するのにも同じコーデックが必要です。
コーデックとは何ぞやといわれれば、
「エンコードする際の公式」
という適当な考えでいいんじゃないでしょうか?
見る側も公式が無いと見られる形に展開できないと言うことですね。
ところで、混同しがちですが、ここでいうコーデックとは拡張子のことではありません。
だから、MPEGとかAVIとかはコーデックの名前ではないです。
間違えない様にしましょう。
じゃあMPEGとかAVIってなんなんだというと、これは一般にコンテナとか、フォーマットと呼ばれます。
箱に書いてある名前は同じでも、中に入っている動画や音声に使われている圧縮のための公式(コーデック)は全然違うことが多々あるわけです。
ということで、みなさんはPCの中に様々な“公式”を予めかき集めて入れておかなければならないわけですね^^
さて、話を編集ソフトに戻します。
何で戻すかと言うと、編集ソフトを選ぶ基準を書いて無いからですね。
編集っていっても色々あるんですが、単純にいらない所をカットして繋ぎ合わせたり、画面やピクセルの比率を変える、音声を入れ替える、ということならAviUtlとプラグインで出来ます。
簡単そうに書いてますが、タダでこんなことが出来るのは普通じゃありません。ハッキリ言ってAviUtlの性能は半端じゃないです。プラグインによってはこれら以上の事も出来るでしょうし、今後有志の方々が色々作ってくれることも十分考えられます。凄いソフトですね。
さて、じゃPremiere Proなんていらないのかと言うと、人によってはいらないです。
でも、何かテレビでやってるような逆回しやスローモーションとか、映画みたいな画面転換とかをやりたいな~と思うと意味が出てきます。
一方で扱えるファイルが限られていたり、プラグインで拡張するにしてもお金が掛かるなど、AviUtlに劣るところも多々あります。
これらのことは人それぞれなので、今後動画をやりたい人は、色々試してやりたいことが出来なくなってきてから、シェアソフトの導入を考えるとい良いと思います。
Premiereには体験版や廉価版(Premiere Elements)もありますので良く検討しましょう。
随分長くなりました。
最後は何の話だか解らなくなりましたが、続きはまた何か考えて書きます。
ということで、今日はこの辺で。