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NBA2K8 vs NBA Live 08

10月2日、北米でNBA2K8とNBA Live 08が同時に発売されました。
私自身はまだ2K8が手元に届いてないので、ゲームを扱うサイトでは大手(だと思う)のign.comのレビューを見て気分を盛り上げてたりします。ちなみにNBA Live 08は今年は買いません。

さて、そのign.comの評価、結論から言うと、今回もNBA2Kシリーズの圧勝のようです。

NBA2K8の評価が、

プレゼンテーション 8.0
 ポストゲームリプレーオプションはおかしいですが、 他についてはいたって標準的で確実です。

グラフィック 7.5
 新しいアニメーションはグッドです。
 詳細については2K7より良くなっていますが、それでもまだ色々と間違った部分があります。
 特に顔については評価が難しいです。(訳注:悪いともいいとも取れる表現、多分まだ悪いと言う意味)

サウンド 8.0
 確実な実況と知的な群衆は優れた体験をもたらします。
 コート上のおしゃべりは特に害をもたらしません(?)

ゲームプレイ 7.5
 今年、いくつかのリアルで素晴らしい部分ががありますが、大部分は新しい(古い)問題によって打ち消されます。
 ロックオン-ディフェンス機能はほとんどのセンターをペリメーターゾーンディフェンダーに変えることができます。そして、AIはオフェンスしか良くありません。

アピール 8.5
 素晴らしいアソシエイションモードがあり、更にそれらをオンライントーナメントとリーグが補います。
 シーズンを通してあなたにNBA2K8をプレーさせるのに十分足ります。

総合評価 7.9 (Good)

そして対するNBA Live 08は、

プレゼンテーション 8.0
グラフィック 7.5
サウンド 7.0
ゲームプレー 6.5
アピール 6.0
総合評価 6.9(Passable:まずまず)

NBA Live 08の詳細はあえて書かないことにしましょう。
ignのレビュアーは今年のLiveはシリーズのための変革期だとしています。
グラフィックについては一見素晴らしく見えても、ゲームとして動き出すと平凡以下であると・・・

さて、私はignがNBA2K8の総合評価をLive08とあまり差を付けない様に画策してるのではないかとすら思えますが、買わないと決めたLive08の事をどうこう言う権利もないと思いますので、2K8のレビューの詳細を検討してみることにします。

まず、見出しですが、
 「シャックはNBAで最も良いポイントガードです」

・・・なかなかナイスな見出しです。
東○ポのように、おもわず手を出したくなる魔力がありますね^^

レビュアーはこれを証明するため、ゲームの難易度設定をホール・オブ・フェイム(最高難度)にして、シャックを操りレブロンにマッチアップさせてフルコートプレスディフェンスをしたようです。
結果としてレブロンはほとんどシャックを抜くことが出来なかったばかりか、ハーフコートまでボールを運ぶのもやっとだったと。
一方ではシャックが3Pシュートを放ってもディフェンスのCPUブロックが間に合わず結構決まりだしたとも書いています。

私自身がデモで試してみても上手く行かなかったのですが、ロックオンディフェンスを使いこなせば相当厳しくマークできるのでしょうか?
ディフェンスが弱いにしても、それでシャックに3Pを撃たせるほどメリットがあるのでしょうか?
検証が必要のようです。
もしこれが当てはまるならば、チーム全員PFなりCなりのビックマンにしてしまえばいいわけですね^^;

私の予想としては、ロックオンディフェンスシステムは、オンライン対戦を意識しての物だと思います。
これまでは、ラグや操作のシビアさで結局易々と抜かれてダンクなりレイアップなりを決められるパターンが多く、結果FG%が現実離れした数字になることが多かったのですが、これに対する改善策なのでしょう。
ディフェンスについてはもともとCPUに任せていたら、上手い人には外からバンバン決められましたので、結局は設定で調整するかユーザーがディフェンスを操作するしかないんですきっと。
そうしないと、ユーザーごとのゲームの上手さなんて関係なくなりますから。

ただ、選手ごとのスピードの差がありすぎる中でマークしきれるのは変ですので、その辺がどうかですね。一方でCでPGをマークしたら、相手のCをマークする選手が押されて決められそうなので、全体的な構想の中でロックオンDだけで勝敗が左右されるとも思えないんですが・・・

では、他の点も見て行きましょう。

アニメーションシステムは、新しく作り直され、より現実的なものになったと書かれています。
しかしながら、多数の小さな問題といくつかの主要な問題があるとも書かれています。

その他色々書いてあるのですが、デモを見て解る通り、2K7よりずいぶん改善されていますので、悲観するものではないでしょう。ゴール下の動きなど一部を除けば2K7ですら十分に素晴らしかったのですから。そのゴール下の動きも2K8ではとても良くなっています。

一方でジャージーが裏返るなどのバグはまだ見られますが、そんなの画面が切り替わればすぐ直るのでゲームプレーには関係ありません。
また、当然のことですが、PS3とXbox360との間に視覚的な差異はほとんど無いようです。
日本人からすれば当たり前の話のようですが、EAのゲームがPS3でXbox360版以下のグラフィック(動きを含めて)となっていることから、アメリカでは心配されているんですね。

それとアニメーションと言うより演出なのかもしれませんが、今回の2K8ではサイドラインのプレーヤーとコーチもチームの一員として演出されています。

例として挙げられているのは、
『ナッシュがフェイダウエイ3ポイントを放ったあと、コート外の区域でつまずき、コートに向かうために向きを替えた時にダントーニコーチと出くわします。ナッシュは自分を落ち着かせるためにダントーニに手を置き、ダントーニは彼をコートに受け渡すように押して、ナッシュは走ってコートに戻りました。』
といった感じです。

次に行きましょう。

今年の2Kで上達しているとされているのがポストプレーです。
ポストコントールは格段に良いコントロール性があるようです。
ドリブル、ステップアウト、ターンアンドフェイド等や、
左へハンドフェイクして右へロールし、雷のようなダンクを決めるといたプレーが可能だと書かれていますね。
ポストプレーはアイソモーションと同じくらい“ディープ”になったようです。

オフボールコントロールは以前のデュアルプレーヤーコントロールを発展させたもののようです。
あと、コールされるプレーに対して視覚的なガイドが使えるようです。当然慣れれば消せるみたいですし、これはうれしい機能です。

そして2K8で最も重要であまり気付かれない変化として2つの格付けがあるようです。
簡単に言うと、シューターとスラッシャーの属性付けと言うことで、ノビツキーはセットして打つことを好み、コービーはバランスを失った状態でもシュートを放ってくるようです。
ダンカンはボールなしで動いて、セットポジションから撃ちますし、アイバーソンはどんなシュートも持って行きます。

より選手の個性が生かされたプレーが展開されると言うことですね^^
大変楽しみな要素です。

音に関しては観衆の演出が大変素晴らしく、実況は単に「可」といった程度のようです。

さて、オフラインでメインとなるアソシエイションですが、NBA2K8でもっとも実績ある変化がこのアソシエイションだとされています。
過去の多くのスポーツゲームが、プレーヤーの個性をチーム士気と契約交渉の要因として考慮するのを試みましたが、NBA2K8はリアルにそれを再現した最初のゲームだと評価しています。

選手の人柄、スターター、サブ等の役割、プレー時間、オフェンスにおける係わり合いなどによって、士気やケミストリーに影響が出て、契約条件も変化するようです。
具体的には人柄が良くプレー時間や役割に満足しているプレーヤーはサラリーが少し安くてもチームに留まり、若いプレイヤーは大金で動きやすく、逆にベテランプレーヤーはチャンピオンリングを求めて少ないサラリーでもより強いチームに入ることを望みます。

自分の好きなチームを創り上げるだけならば、フリーでトレードを出来る設定にすればいいだけですが、真のNBA好きならこれを聞いて喜ばない人はいないでしょう。
アソシエイションに真のロールプレーヤーや、シックスマンといった概念が加わったと言うことで、更にやりがいが増したようです。
NBA2K7でさえ、1年たった今でも十分楽しくアソシエイションをプレーしていますが、この先1年も安泰のようです ヾ(>▽<)ゞ ウレシイ♪

ゲームモードでは24/7 モードが無くなり、スラムダンクコンテストが加わりました。
スラムダンクコンテストは十分にやりこむ価値があるようです。
その他は2K7と変らずのようですね。

2K8でのオンラインリーグ、考えただけでもワクワクします。
今回はPS3版が早いうちから日本でかなり普及しそうなので、こちらでもリーグを立ち上げてみようかと考えています。
コミニュケーションのとり方が重要になりそうですが、チャットルームでも用意しましょうかね(??)
PS3版は振動に対応してるのかな?

それでは、長くなりましたがこの辺で。

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コメント (1)

アストナージ(Astonaige):

お久しぶりです!!
レビューの詳細と考察お疲れ様です。
ホントにすごく参考になりました。

アソシエーションモード良さそうですね~。
スパーズファンとしては、おっさん化するチームの若返りが第一目標となりそうです。
もちろんスパーズ好みのエゴの少ない選手でw

自分は360のアジア版待ちです。
もし360でオンラインリーグやる暁には、是非オンラインリーグに参加させていただきたいと思っています。
今回は接続障害が緩和されてるといいですね。

では。
今度はCepterさんレビューに期待してますよ。

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2007年10月05日 08:00に投稿されたエントリーのページです。

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